Austria

オーバーグルグルぐるぐるの旅日記 3


2002年8月23日 晴れ
今日は、遅く起きた。9時に起きたのだが,こっちにきてからどうも熟睡できない。レム睡眠ばかりが続く。
計画通りに今日は、山岳道路を経て、イタリアに行ってみることにする。オーバーグルグルの手前の分岐で右折、このままぐんぐん高度を稼ぐ。ロッキーマウンテンNPとベアートゥースハイウェイ(イエローストーン北)を足して乗鞍スカイラインで割ったような道路だ(??)。料金所でお金を払うと(片道Euro8,往復Euro11)チケットと一緒に絵はがきとステッカーのおまけ付き。料金所を過ぎて20分ほど走れば道路の最高地点TimmeleJohoだ(2400mくらい)。あるのは50人も入ればいっぱいになる小さなレストハウスのみ。商売っ気がない。日本やアメリカならもっと大きなおみやげ物屋を作って観光バスががんがん止まるようにするだろうなぁ。車に加え単車の数も多い。750cc以上の大型車ばかり。日本の4メーカーに加え、ドカティ、BMW、アプリリア。やはりヨーロッパでは、バイク乗りはみな金持ちなのだ(革つなぎを着た原付スクーターもいるぞ)。しかし、こんなところを自転車で登ってくる人間が結構いる。奇特な人たちだなぁ、と思っていたら後でわかったのだが、25日からこの辺一体でロードレースが開催される(Solden Marathon)。この山岳道路もコースの一部になっていてインスブルックを通る周回コースのようだ。走っているのは出場する選手たちのようだ。


最高地点TimmeleJohoから今度はイタリア側に降りることにする。一応国境は最高地点からすぐ降りたところで、看板がたっているので何とか、「あ〜イタリアに来たんだなぁ」とわかる程度。遮断機はもちろん入国の手続きなんてものもない。
上から見ると、家々が山にへばりつくよう建っていて、きれいな牧草地と針葉樹林に囲まれたいかにもチロルの村といった風景。見晴らしのいいところで車を止め、30分ほど撮影。曇っているのだが時折差す日差しをねらってシャッターを押す。
最高地点から40分ほど走ると、Moso(ドイツ語でMoos)という村にでた。何もないのだが、教会の周りにホテルやペンションが建つ。やはりここからも多くのトレイルがあり、この村をベースにして方々へトレッキングに出かけるようだ。Mosoを出てもうあと20分ほど走ると今度はもう少し大きめのリゾート、St.Leonardoというところに出た。ここはもう少し開けていて、多くの観光客がカフェでビールを飲んでいる。さすがにここではイタリア語の方が多く聞こえてきて、イタリアに来た実感が(ようやく)わいたのだ。
ここでも30分ほどぶらぶらしたのみで、やることもないので来た道を帰ることにする。空はすっかり曇っている。やはり山では午後に天気が悪くなるものなのだ。


気持ちよくワインディングロードを登っていると、一台のキャンピングカーに引っかかる。このまま上までのろのろ後ろを走らされるのはかなわないので、見晴らしのいいテラスがあるレストランでコーヒーブレイク。テラスから今来たMosoの村や牧草地帯が一望でき、いい休憩になった。天気が良ければすごくきれいに違いない。
一路セルデンまで走る。結局、セルデン→最高地点は、約1時間。最高地点→Mosoは約45分の道のりだ。思ったより短い道路であった。

「なんだかピザが食べたい!」
といいうことで今日の晩ご飯はちょっと贅沢して、イタリアンレストランに入る。Euro8.50のピザをオーダー。トッピングは4種で大きさが直径30センチ以上あり、出てきたときはちょっとびっくりしたが、生地が薄く「具」も少ないので、なんなくペロリ。それほどうまくない。フツウ。国境が近いと入ってもやっぱりここはオーストリア、ドイツ語圏なのだ。となりの席で食べていたパスタの方がウマそうだった・・・。

またまたキャンプ場にチェックイン。腹はふくれたし、フィルムは入れ替えたし、あとは風呂に入って寝るだけじゃ。キャンプ場もだんだん自転車乗りの数が増えてきた。

明日は、Vent まで行きリフトで上にあがってみることにしよう。この辺で一番高いWild Spitzeが拝めるといいのだが。そのあとStuttgart近くまで行ってキャンプ予定。 

・・・つづく

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