Austria
オーバーグルグルぐるぐるの旅日記 2

Wild Spitzeをのぞむ

2002年8月22日 晴れ
朝食を食べに下へ降りると、今度はでかいキジ猫がおでまし。声をかけると逃げてゆき、柱の陰からじっとこちらを見ている。うちのみけちゃんは元気だろうか? 心配だ。
 朝8時半に宿をでて、今日の目的地オーバーグルグルまで行ってみる。低いところに雲がかかりその上は晴れている。ガスがどんどん沸き上がってゆくのが見える。1600mくらいのところでガスの中から薄日が射すようになる。思わず車を止め撮影する。山陰をバックに、杉の木に付いた朝露がきらきら光ってきれい。
セルデンから30分くらいでオーバーグルグルに到着。いかにもヨーロッパのスキー場といった風情。セルデンやそれより下の町(村)より「山村」といった感じ。

あれっ!!ロールフィルムホルダーがない!!!
忘れてきた。まさか途中で落とした?入国審査で?? いやいや そういえば見てない。やっぱり忘れてきたんだろう。自分の馬鹿さ加減にあきれかえった。唯一の救いはシートフィルムを10枚持ってきたことだろう。やれやれ。


身支度を整えリフトで上に登ってみることにする。Hohe Mutというところだ。2本乗り継いで標高2640m。きれいに氷河が見える。とりあえずレストハウスでスパゲティとコーヒーでちょっと早めの昼食をとり、11時頃に歩き出す。2キロほど先までゆき戻ってくるだけのコース。ところどころに羊の群が草をはんでいる。
すると羊飼いのおじさんがやってきた。飼料の入った袋を携え羊たちのところへ声を発しながらやってきた。
「ホーッ!ホーッ!」
羊たちは走り寄って餌をもらっている。おれが近づいていっても逃げて行くのに、やっぱり動物はよく知っている。
4X5で5枚、35ミリで50カットくらい撮る。羊を前景にして氷河。リフトの時間があるのでここは日の出日の入り時は、山上でテント泊まりしない限り無理だ。まぁ観光地はどこでもしょうがないか。


4時にリフトで降り、またセルデンまで戻ることにする。オーバーグルグルでテントを張ってもいいのだが、なにせ標高が高いので寒いし、セルデンのキャンプ場の設備がすばらしいので帰ることにする。まだ出来て間もないとみえ、受付やシャワーのある建家はすごくきれい。シャワーもたくさんあり、うれしいことにそのうちに一つはシャワーが固定式ではない。ランドリー(euro7)やアイロン台まである。フリードリッヒスハーフェンでもそうだったかやはりこちらはテント泊まりでバカンスをすごす人が多いので、こういうキャンプ場は数も多く、設備も充実しているようだ。キャンプ用のテーブルがないにのが玉にキズだが、一泊一人12.8ユーロなら2週間いても、15,000円くらいですむ。今度はキャンピングガズのコンロと「山菜おこわ」を持って来よう。


あしたは、イタリア国境まで行ってみることにする。さぁこれからシートフィルムの詰め替えだ。

・・・つづく

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