「Mt.Rainierの旅」(Mowich Lakeにて)


みなさん、こんにちは。
レイニアから下りて翌日,今 Mowich Lakeにあるキャンプグラウンドのテン
トの中で書いてます。
今日は朝から3時ごろまでずっと雨です。
「あ〜ぁ。今日,山に登る人はダメだろうなぁ」
山では雪,登頂はキャンセルでしょう。私はほんとうに,ラッキーでした。
ここはレイニアの北西にあたるところで,道順は,Puyallupから161号−410
号−165号。165号の後半はすべて未舗装で,走るとガタガタガタといいっぱ
なしの路面。標識もなく
「道これであってるのかなぁ?」
と不安になりながら1時間ほど走ると突き当たりに,キャンプグラウンドの駐
車場が現れます。


キャンプグラウンドは,氷河湖のひとつ Mowich Lake のほとりにあり,深く
湿潤な森に囲まれた湖。そして周りにはたくさんの花が咲き,その中をトレ
イルがレイアウトされ,非常に雰囲気のいいところです。
もうすでにたくさんの家族やバックパッカーたちがテントの中でくつろい
でおり(でも20張りくらい),こんなすごし方もあるんだなぁ,と一人感心して
いる次第です。
ここに着いたのは6時過ぎ。駐車場からは,手前の山陰の後に,夕日にあた
ったレイニアの頂上が見えています。方角からするとLiberty Cap というと
ころが見えているんでしょう。暗く沈んだ森のバックに,うす赤い光に輝く
氷河。見事なコントラストです。

あっ!今テントの外で,リスか何かがキーキーと鳴いています。熊でなくて
よかった。


さっき湖のほとりを歩いていたときに会ったEuguine(オレゴン)から来た青
年(ショーン)。彼は,現在ひとりで,Mt.Rainierのふもとを一周するワンダー
ランドトレイルを踏破している最中で,今日で4日目。あと6日ほどかけて歩
きとおすそうです。しかも彼は以前,アパラチアントレイル(米東部)という
2000マイル以上あるトレイルを4ヶ月かけて踏破したそうで,まったくこっち
にはすごい人がいるもんです。


明日は,Eunice Lake という所まで行って,湖に映るレイニアを見てみよう
と思います。いい写真が撮れるといいけど・・・。

もう10時だ。おやすみなさい。

井上 一@ Mowich Lake



「Mt.Rainierの旅」(Mowich Lakeにて 2)


Mowich Lake のほとりに張ったテントの中,夜半から雨が降り出しました。
結構強いです。しかもシュラフが薄いのか(バローバッグ4)寒くてなかなか
眠れません。今回のたびでシュラフは暑かったり寒かったりなかなかうまく
行きません。
まともに寝入ったのはもう日が昇ってから。しかし耳にはテントにあたる雨
のバラバラという音が聞こえています。
起きたのは9時半でした。予定していたトレッキングはやめです。だって雨
の中行ったって『逆さレイニア』見れないじゃないですか,そうでしょう??
別に言い分けしてるんじゃぁないですよ。
ということで,降り続く雨の中,Mowich Lake のほとりで写真を撮り,1時ごろ
出発,空港の南に宿を見つけ,テントを乾かし,明日の帰国の準備をします。


これで今回の旅行記をとりあえず終えたいと思います。昨日今日と雨に降ら
れましたが,肝心の登山日には天気がよく,満足のアメリカ旅行となりました。

皆さん,長々とお付き合いありがとうございました。
また細かい情報はあらためてアップさせていただきます。

さようなら

@タコマ

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