「ブライス&ザイオン日記 1」

今シアトルからデンバーに向かう機内(UA)で書いております。

さっき昼ご飯が出ました。
な なんじゃこれ!
パッサパサのピラフにチキンが乗ってます。味もそっけもありません。
見た目は「猫のトイレ」です。
おまけにチキンの横には、紅ショウガそしてその隣には缶詰の
ミカンが2個。
なんで紅ショウガと「ミカン」やの?なんで ON THE ピラフやの?!

うちのゴンスケでもこんなん食わんわい!


しつれいしました。

井上 一@シアトル&デンバーの中間

お〜っと!たったいま機長からアナウンスが入りました。
「ただいま、イエローストーンナショナルパークの上空を飛んでいます。
少し先に見えるのがマウントティットン、真下に見えるのがイエロース
トーンレイクです。いくつか噴煙が確認できます。」
見えます見えます。裾まで雪をかぶったMt.ティットン。堂々とした
あのお姿、それとイエローストーンレイクは凍っているのでしょうか?
真っ白に雪化粧しています。下で見たときはまるで海のようでしたが、
やっぱり湖でした。公園で買った写真集の雪景色が目に浮かびます。

では

つづく


 

「ブライス&ザイオン日記 2」

ただいま、ブライスキャニオンのルビーズインにおります。
昨日ラスベガスに着いたのが午後の1時、それから急いでレ
ンタカーを借り、ザイオンに向け出発。(レンタカーはバジェット。
コンパクト4日間で約$110です。インターネットで予約すると20%オフ
でした。これはどこの会社もやっているようです。)

I-15 から9号線を走り(9号線への分岐は標識が小さいので注意)スプリン
グデールで1泊することにしました。(ベガスからは約3時間)
「Frommer'Zion & Bryce Canyon National Park」(おすすめ)で探した、
Canyon Ranch Motelというモーテルです。シーズンオフということで飛
び込みでもOK,一泊$39でした(夏は$59)。ここは部屋もきれいでなかなか
いいところです。

ここに着いたころには頭はガンガンするし咳は出るしでもうダウン寸前。
宿に着いたのが夕方5時ごろで部屋に着くなりベッドに潜り込みました。
この時点でザイオンはあきらめました(ショボン)

朝9時に宿を出て、せっかくだからとザイオンのシーニックドライブだけでも
走ろうと、9号線を左折、このころには超巨大な岩が両側から迫りかなりの
迫力です。途中で写真をとるため一回降りただけでザイオンはこの次への楽
しみということでとっておくことにします。

9号線に戻りひたすら走ること約2時間、この間の道はザイオンでの岩がう
そのように草原に変わって行きます。ようやくルビーズインに到着。
今日と明日の二泊です。ルビーズインも予約なし一泊49ドルでした。
ATMや郵便局、コインランドリーにスインミングプールといたれりつくせり。
公園にも一番近くいいところです。(スノーシューやクロカンスキーのレン
タルもあり)

ルビーズインに着いたのが3時ちょっと前、しかし前日に続き頭はふらふら、
夕日のブライスを見ようと思いましたがベッドに横になったが最後起きた
ら6時を回っていました。おまけにおきぬけに鼻かんだら鼻血ブーゥです。
(あ〜ぁ何しにきたんやら)

明日あさってはブライスをしっかり堪能するつもりですので乞うご期待。
(ホントカ?)

*雪は少なめというかありません。道路や路肩にはまったくなし、たか〜い岩盤にうっす らあるくらいです。

つづく

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「ブライス&ザイオン日記 3」

昨日に引き続きブライスキャニオンのルビーズインに滞在しております。
ちょっとは体が楽になり、8時ごろ出発。空にはどんより厚い雲がたれ
込めています。今日はロケハンのつもりでひととおり道路ぞいのビュ
ーポイントを見て行くつもりです。
道路はきれいに除雪されドライ、周りの野原には10センチくらいでし
ょうか古い新雪が積もっています。しかし気温は朝8時でマイナス4度と
なっていました。三脚をじかに持っていると凍りつきそうです。

インスピレーションポイントでは写真では何度も見ていても、
やはり「うわ〜」と声が出ました。フードゥーやその他の岩には雪は付い
ていません。しかし、地面には積もっており岩の赤と雪の白さのコント
ラストがとてもきれいです。

しかしシーズンオフとはいえ静か、車を止めて歩き出してもシ〜ンと
耳なりが聞こえそうなほどです。ビジターセンターも一応開いている
のですが暇そうでこちらが申し訳ないような気になってきます。


明日は、日ノ出を拝みに行きたいと思います。
おやすみなさい

つづく


 

「ブライス&ザイオン日記 4」

ようやくラスベガスに帰ってまいりました。
途中何度か写真を撮るためにたちどまったので正確にはわかりま
せんが、大体5時間弱で帰ってこれました。道路は空いていましたが、
夏はザイオンをとおるのでエンタランスやトンネル付近での渋滞は考
えられるでしょう。

日ノ出を見ようと朝ベットの上でうつらうつらしていると何だか外が騒
がしい。カーテンの隙間から外を見ると、外は大雪、車の上に20センチ
ほど雪が積もっているではありませんか。そして駐車場や道路を除雪車
がひっきりなしに動きまわっています。「うわぁ〜雪かぁ。こりゃ日の
出はむりだ。もうちょっと寝たろ。」朝の弱い私にとってもう一回寝れ
るということは、何事にも代えがたい喜びである。フードゥーもこれには
勝てないのである。

朝起きて(9時)、「あ〜今回は何から何までついてないなぁ。」などと一
人ブルーになりながらルビーズインのレストランでバッフェの朝食をとって
いると、ふとひらめいた。「うん?雪?そ〜かぁ 雪をかぶったフードゥーが
見れるじゃないか。」やっと気がついてそそくさと朝食を終えいざ出発。

所々に雪は残るものの除雪はしっかりされオールシーズンタイヤで問題なく
走れます。
昨日見て一番よかったインスピレーションポイントへ車を止め撮影器材(おお
げさな)を持って駐車場から崖っぷちへ着くと、写真で見たまんまのフードゥ
です。昨日見た雪なしのものよりはるかにきれいです。「うわぁ〜」を3回ほど
言いました(小松の親分さん)。天気こそ曇ってはいるもののあの写真では何度
も見たあの景色を現実に目の前にすると何ともいえない神聖な気持ちがしてき
ます。
1時ごろまでいろんなビューポイントで写真をとった後、ルビーズインで土産も
のを買い帰途に着きました。

ブライスだけではなくザイオンにも雪が積もっています。あの超巨大岩にも地層
によってできた段差に雪が乗り、白のしま模様によりいっそう威厳を増している
ように見えます。


最後に:
う〜ん、ナローズをとるか雪げしきをとるか難しいところですが、確実に言える
ことはザイオンにとってもブライスにとっても冬はシーズンオフではないという
ことでしょう。部屋のとりやすさ、料金のやすさ、公園のすき具合 冬はかなりお
すすめです。

長々とおつきあいありがとうございました。


おしまい

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